ツラいぎっくり腰!どうすればいい?
日常生活中に、急にぎっくり腰になってしまって困ったことがある人も多いのではないでしょうか?
今日はそんな”ツラいぎっくり腰”を即座に改善する方法について書いていきたいと思います。
ぎっくり腰にはいくつかのパターンがある
ぎっくり腰と一言に言っても出てくる症状も、原因も様々で、ひ
とくくりにはできないのが現状です。ではどういったパターンがあるのでしょうか。今回は3つのパターンに分類し、即座に解消できるぎっくり腰について説明していきたいと思います。
① けがをしてしまったパターン
重いものを持った時や強い衝撃を受けたときに「グキッ」と痛くなったのがこのパターンです。このように強い力がかかって痛くなったぎっくり腰は、残念ながら、即座に改善することはできません。
筋肉や靱帯、関節などを傷めてしまっている可能性が高いので、なる
べく動かさないように固定をして、安静にすることが必要です。
② 何もしていないのに痛くなったパターン−1
・朝起きたら痛くなっていた
・靴を履こうとしたら急に痛くなった
・座っていたら痛くなり、どんどん痛みが増してきた など
このように、はっきりと原因がわからない、特定できない状況で痛くなってしまったのが二つ目のパターン。これは、即座に改善できる可能性の高いぎっくり腰です。
③ 何もしていないのに痛くなったパターン−2
②と同様な痛みの出方ではあるものの、痛み以外にもお尻や脚に痺れや痛みを出すことがあるのが、こちらのパターン。これも即座に改善できる可能性が高いぎっくり腰です。
つまり、①のケガと判定できるようなぎっくり腰は即座に解決できないが、②と③で示した、ケガじゃないぎっくり腰は、即座に解決できる可能性があります。
よく整骨院やマッサージに行って「すぐに楽になった」というぎっくり腰はこちらのパターンです。
逆に、整骨院やマッサージに行って「悪化した!」というぎっくり腰は①のパターンが多かったりします。
なぜ何もしていないのにギックリに?
②の”ぎっくり腰”
②のパターンで発生したぎっくり腰の多くは、実は、”筋肉が攣って”しまっていることが多いのです。筋肉が硬くなり、力を抜けなくなるのが特徴です。
ふくらはぎがつった経験がある方はわかると思いますが、筋肉がつるとものすごく痛いですよね?そして何もしないでも発生する。これと同様のことが腰の付近で起こっていると考えてください。
③の”ぎっくり腰”
③のパターンで発生したぎっくり腰の多くは、骨盤の関節で起こしたぎっくり腰の場合が多く、体重を受ける骨盤の関節が安定せず、体重を支えるのがツラいことが多いです。長く座っていて立ち上がった時、長時間変な格好で作業をしていて体を起こした時などに発生します。
痺れや脚の痛みだけでなく、「腰が抜ける」とか「力が入らない」という感じがするのも特徴です。
ツラくてもすぐに改善させる方法
②の”ぎっくり腰”
ふくらはぎがつってしまった時と同様、痙攣した筋肉を伸ばすことで改善が期待できます。
上の図のように前にお辞儀をして背中を丸めるストレッチ。しっかりと腰の筋肉が伸びるのを感じながら、深呼吸を10回繰り返しましょう。
徐々に楽になるのが感じられるはずです。しっかりストレッチをしたら、ゆっくりと体を起こします。
③の”ぎっくり腰”
骨盤の関節の状態が悪くなり痛みを出している場合、この関節のバランスを戻してあげることで痛みがスーッと消えていくことがあります。
その方法は、『足踏みをする』です。右、左と足踏みをして、体重を左右の足に乗せる。これを繰り返すうちに自然と骨盤バランスが整い正常な状態に戻ります。5分〜10分その場で足踏みを繰り返してみてください。
いかがでしたでしょうか?今回は、ぎっくり腰について書いてみました。
動画でも説明していますので、そちらの方もご覧になってみてくださいね。